これまで勤めてきた会社を辞めるということはそれなりに勇気がいる行為ですよね。
「全然緊張しない」という方はいいのですが、私はビビりで退職を申し出るのはかなり緊張するタイプでした。
できればあの緊張とかもう味わいたくない(⌒-⌒; )
そんな私が初めて自己都合で退職を申し出た時の辞めるまでの過程や心境の変化などをふりかえってみます。
目次
退職までカウントダウンしてた【カレンダーに×を付ける毎日】
仕事を「辞めたい」という気持ちは前々からあったけどいろんなことでそれが募って募って「今年で退職してヤラアア!!!!」と強く決心しました。
決心してからは退職を伝える日までと辞める日までの計画を立ててカレンダーに逆算した日にちを書いて毎日赤ペンで斜線を引いて日にちが減っていくのが心の支えでした(笑)
「辞めたい」という気持ちが強かったのとデスクワーク業だったので、自分の手帳だけでなく他の人に見られないで自分がこっそり見る用のカレンダーを作ってデスクの引き出しに忍ばせ毎日カレンダーの数字に斜線を引きカウントダウンをして乗り越えてました。
「この日に辞めるって言うんだ!」という退職を告げる日にちを仮予定してそこから逆算して4ヶ月くらい前からすでにドキドキしてました。
退職話を切り出すのは面談の日!それまでの心境や体調の変化
その職場は半年に1回上司と面談する機会があるところだったので
「この面談で言わなくていつ言う?!次の面談でしょ!!!」
と伝える日は次回の面談の日と心の中で決めてました。
「もう少し頑張ってこの次の次の面談に伝えようか…」
と血迷った時もあったけど耐えられなかったので引きのばさず次の面談!と決心。
この面談のような1対1で上司と会話する機会があったのでまだ良かったです。
だいたいの職場なら上司に、
「お忙しいところすみません…ちょっとお話ししたいことがあるのですが…」
的に自分から呼び出して伝えるのが王道パターンだと思うので、上司を呼び出すというステージが最初からクリアされてたので私はまだ良い方でした。
上司を呼び出すなんて緊張ものです…
退職を切り出す日が近くなるにつれて過活動膀胱に
面談の日が徐々に近づくにつれて「あと○日か…」と思った途端、急に心臓がドキドキして緊張しだしました。
緊張が続くと以前ストレスで発症したトイレが近くなる過活動膀胱の症状が再び出始めました。
トイレに行ってもすぐ行きたくなり残尿感があってそわそわする感じが身体に現れました。
- トイレが近い(過活動膀胱)
- 緊張して動悸がする(ざわざわする)
- 体に力が入り常に緊張状態(体がこわばる)
緊張とストレスからこのような症状が身体に出るようになりました。
気持ちの面では「退職を伝えた人の体験談が知りたい」という心理から暇さえあればスマホで「辞める 言う 勇気」とか検索してました(笑)
寝る前布団に入ってから必ずぽちぽち検索して人の体験談をみて安心して寝るって日々でした。
安心を求めてました。
そんな日々を過ごして…
上司と1対1で行う面談が近づいてきました…
前の日は緊張であまり寝れなかった記憶があります。
退職の意思を伝える日がキタ【緊張MAX!逃げたい】
面談当日。
次は私の番…
呼ばれるのを待つ。
「このまま逃げたい、呼ばれないでほしい、誰か言ってほしい、もはや誰か私を辞めさせてくれ、でも自分が言わなきゃ辞めれない、言うしかない」
ドッドッドと高鳴る心臓の鼓動を感じながら自分の番を待ってました。
伝える言葉を頭の中で繰り返しイメトレ…
すると、呼ばれます。
キ、キタ!!
「ふう~」といったん深呼吸し上司が待っている部屋へ行きます。
頭は緊張で白い。
でも迷うことなくもうまっすぐ足は動いてもう「早く終わらせたい、はやく解放されたい」の一心でせかせかと面談の部屋へ行きました。
面談が始まり仕事の話が始まる、緊張が史上最高に高まる…
〜〜面談なう〜〜
「まてよ…切り出すタイミングが…」
面談の話がこれからの仕事のことに進んだけど内心は「今後のことって…これから辞めるって言おうとしてんのにな…」と言いだしにくい状況に(笑)
でも、切り出すタイミングを見計らいながら最後の方で「私の方からお話がありまして…」と話を切り出しました。
あとは頭の中で繰り返した退職理由を伝えて退職したいという意思表示をしました。
自分の言葉で退職の意思は伝えられたけど上司の目を見て言うことができなかったです。
下に目線をずらしながら申し訳なさそうに言ってました。
優しい上司だったんで言ったそばから罪悪感を感じました。
ちなみに退職の理由は「次のステップに進みたい」みたいな前向きな理由を言いました。
これは本当で副業の方に力を入れていきたい気持ちが強くなったので、今後何をするとは言わなかったけれど前向きな理由を伝えましたね。
あと転職先(次の仕事)は決まってなかったです。
次を決めないで退職したのでその後は無職になりました。
上司の反応で一瞬、申し訳ない気持ちが芽生えチクリと…
すると、上司からは「…そうですか」と低めの声が返ってきました。
残念そうな、がっかりしたような、そんな感じ。
うっ!!!グサリ
その上司の声のトーンを感じたら申し訳ない気持ちが一気に溢れてきました。
その上司は嫌いじゃなかったし優しくていい人だったのでなおさら。
退職を伝えるのが怖いというのは周りの反応を恐れてるからってのがあると思うのですが、いざ退職を伝えた後の上司の反応を見るのはドキドキでしたね。
伝えた後は一瞬後ろめたさを感じて申し訳なくなりました。
と、同時にもう後には戻れないと自分に言い聞かせ、前に進むしかない状況を作りました。
その後、退職を伝えた上司がさらに上の上司→社長と伝えていき職場でも伝わりあとは退職する準備に入りました。
静かな職場だったこともあり周りの反応はとくになく(笑)引き継ぎやデスクの片付けが進んで行きました。
「辞める」と言うのは緊張するが退職したら解放感ハンパなかった、少し寂しさも
- 退職を伝える
- 退職までの引き継ぎ
- 退職時の挨拶
など会社を辞めるまでの一連の行動を終えたら開放感がハンパなかったです。
全てを終えて帰宅し次の日から休みという無職になった日には疲れがどっときて体にズシッと感じる重みを受けながら泥のように寝てました。
エネルギーを使いきったというか疲れてどっときました。
その分、退職後の時間的・精神的開放感が最高で最初の方の無職生活が幸せでした(笑)
なにより退職してから肌状態が良くなったのでストレスだったんだなーと実感。
そしていざ辞めるって時はやはり寂しい感情が出てきました。
あんなに「辞めたい!」と思ってたけど「良い人たちだったな…」と後ろめたくなる気持ちがあってちょっと涙を浮かべたことも。
と、こんな感じでビビリの私は上司に退職を伝えて会社を辞めました。
勤めてる会社に「辞める」と伝えるのは緊張するのでもうやりたくないんですが辞めるには誰もが通る道です。
私は伝えるまでが緊張、不安、恐怖でハアハアしてたんですが、いってしまえば開放感が待っていて楽になります。
退職を伝えるまで私はネットでそのような人の体験談を見てひっそり勇気を感じていました。
だからこの記事も「退職を伝えるのに緊張した人の話が知りたい」とここにたどりついた方の何かしらの参考になればと思います。
退職を伝えるまでのめちゃくちゃ怖かった時にした行動(別の会社ver)