勤めていた会社を辞める時に挨拶がてら配るお菓子事情。
退職するのが初めてで「渡す日や渡す順番や配り方などどうなんだろう?」と考える方もいると思います。
そこで私が20代で円満退社をした会社での退職挨拶で菓子折りを配った時のことを振り返ってみようと思います。
一例としてこんな感じでした。
目次
退職挨拶回りの渡す日と時間帯は?
渡した日は出勤最終日
私は退職までに有給消化が1ヶ月分くらいあったので、正式な退職日ではなく最終出勤日にお菓子配りと挨拶を済ませました。
以下のような感じです(例)
- 最終出勤日:7月31日 ★この日の最後に挨拶回りをした
- 有給消化期間:8月1日~31日
- 退職日:8月31日 ☆この日は退職の手続きと軽く挨拶してその後きれいサッパリ退職
この辺はどっちがいいか迷ったんですが、職場の雰囲気的&すっきりやることやってから有給に入りたかったって理由から最後の出勤日にしました。
この辺はその職場や仕事、その人によってそれぞれでしょうかね?
自分の職場は多分どっちでも良かった感じでした(笑)
私は今まで辞めてった人がどんな感じだったかを振り返って参考にして有給消化前の挨拶にしました。
配った時間帯は夕方
時間帯は終業1時間くらい前の夕方あたり16:00過ぎを狙って配り始めました。
終業時間になったら速攻で帰る人が多い職場だったので、終わってからでは遅いと思い終わる間際の「帰るモード」に入る人が多い時間帯を狙いました(笑)
仕事で忙しい方もいるので見計らって「お忙しいところすみません」と声をかけて社内にいる人には直接配ったのですが、営業で外に出ていなかった人にはメモメッセージを書いてお菓子を置いてきました。
別にメモ書きまでしなくても良かったけど、割りと関わってて話せる人にはメモ残してきましたね。
配る順番や人数は?
私が配った菓子折りは部署ごとに分けて以下のようになります。
- 個別のせんべいセット(自分の部署メンバー)
- ラスク(他部署メンバー)
渡す人数は合計30~40人くらいでした。
さらに内訳すると、
- 10人:部署メンバー(かなりお世話になった)
- 20~30人:他部署メンバー(そこそこお世話になりました程度)
という感じ。
私は自分の部署メンバー→他部署メンバーの順で配りました。
自分の部署メンバーの中でも配る順番をそれなりに考えて配りました。
- 部長
- 課長
- 部員(年齢というか勤続年数順というか…エライ感じ順w)
他部署メンバーも偉いと思われる順に配りました。
- 部署A(毎日関わりお世話になった)
- 部署B(毎日ではないが関わりお世話になった)
他の部署は2箇所配ったんですが先に毎日お世話になったところから回りました。
つまり、トータルで見るとお世話になって偉い順から配ったという感じです(笑)
本社勤務の場合、支社にも挨拶する?取引先への挨拶は?
ここの会社は本社と支社が一応あって私は本社勤務でした。
が、支社とはまったく無縁というか忘年会とか会社の大きい飲み会の時に一緒になる程度なので、正直関わりなかったし支社で働いてる人の顔はぼんやりだし名前も知りませんでした(笑)
なので退職の挨拶はしませんでしたねw
仲がいい人がいたりずっと長く仕事してきた人ならしてたんじゃないかなと思う程度だったのでこの辺はその会社によりけりでしょうね。
退職のお菓子は自分で一人ずつ配る?誰か代表に渡す?
私は自分で一人一人に配って挨拶して回りました。
いや、できるなら誰か上司に渡して「みなさんで食べてください」って感じで済ませたかったんですがね、職場でも年下の方だったので年上の上司に「これみなさんで食べてください=配ってください」ってのが出来なかったので自分で配って回りました(笑)
立場も下の方だったので(笑)
一番お世話になった自分の部署にはラッピングされたお菓子を一人一人に「お世話になりました」と購入した時にレジのお姉さんにつけてもらった個別の小さい紙袋に入れて渡しました。
次にお世話になった他部署の方には、箱で買った30枚くらい入った個包装されてるラスクを一人一枚配って挨拶して回りました。
「ありがとうございました」など一人一人声をかけて回りましたね。
返ってくる暖かいいろんな言葉に泣きそうになる場面も…w
中にはプレゼントを用意してくださった方もいて嬉しかったです。
期待とかしてなかったんで不意打ちで泣きそうになりました。
今でも大事にしています。
私が一人一人に配って回った理由は、過去に退職してった人がそのようにしてたので「そういった社風なんだろうな」と思ったからでもあります。
でも、必ずしも自分で配るって感じではなかったので過去には事務の人に「みなさんで食べてください」と頼んでその事務のお姉さんに配らせてたって人もいました。
人によりけりでしょうかね…
何かメッセージを添える?
個人的なメッセージは添えなかったが、自分の部署に買ったせんべいセットがもともと「ありがとう」というメッセージカードが入っているギフト品みたいな感じだったので、メッセージを添えたというか備わってたという感じでした(笑)
私は自称クソ真面目なので、
「年下が年上の方に「ありがとう」ってアレかな…」
とかも考えましたがまあ、そこまでそういったことにうるさい職場ではなかったのでその辺は特に気にしませんでした。
むしろお世話になった感謝の気持ちを伝えたい思いがあったので、そのようなメッセージ入りの商品を選んだという面もあります。
【地味に大変】職場に持っていくのが重かった
お菓子は渡す1週間前くらいに購入し渡す日まで自宅で保管してました。
いざ職場に持っていくといやいや、重かった(笑)
数人程度ならまだいいですが数十人、さらには100人以上とかになるとお菓子配りも大変ですよね(笑)
渡す当日までに「これ一気に持ってけないやつだ」と悟った私は2日前くらいからちょこちょこ分けて職場に持ってって自分のデスクに潜ませてました。
配るときは一人で持って回ったで重かった…
【まとめ】退職挨拶のお菓子事情は面倒くさいし配るまでが嫌だけどやってしまえばすぐ終わる
退職時の挨拶でお菓子を配るのは、買うとこから配るまで正直めんどうなところはありますが、いざやってしまえばすぐ終わってました。
それと私には「寂しいとかそんな感情、この職場では湧かない」と思ってたんだけど退職して「去る」最後の挨拶なので、いざその時になると自分から寂しさという感情が出てきてびっくりしました(笑)
不思議ですね、あんなに「辞めてやる!」と赤い鬼みたいな顔で歯を食いしばってた職場でも名残惜しさを感じるんだから。
そして上司からお返しという感じで1冊の本をいただきましたの。
「俺も、お前と同じだから」って。
ただ一言それだけスッと。
なんの本かと思ったら「もっと楽に生きる方法」みたいな感じの本でした(笑)
カバーがしてあったんで、その上司の愛読本だったのかもしれません。
その上司は私の不器用で人付き合いが苦手でコミュ障で世渡り下手な面を知ってたので、そんな本を「俺もお前と同じだから」と渡してきた瞬間は目頭にジーンときました。
「俺も同じ」と思わせないくらい堅物で怖くて苦手な上司だったんですが、辞める間際になって自分との共通点というか親近感がもてる部分を知って「もっと自分を出して打ち解けてれば良かったな」と少し泣きそうになって涙がじわああっと出てきましたね。
そんな感じで私はその職場は退職したんですが……
………
あれ……
辞める時、社長にお菓子どころか挨拶してないwww
社長はしょっちゅういない人だったので最後の挨拶で会わなかったです(笑)
以上!
私がとある会社を円満退職した時の挨拶回り&お菓子配りのお話でした!
菓子折りの配るやり方はその職場の退職者がどんな感じでやってたかを参考にしたり風習に沿っていくのが無難ですね。